居合とは自らが攻撃をして勝つことを目指すものでなく、敵の不意の攻撃に応じて、間をおくことなく我が身を防衛して勝つ所作です。
田宮流居合術は、居合の祖とされる林崎甚助重信の高弟の一人田宮平兵衛業正を流祖とし、伊予(愛媛県)西条で大成し、「美の田宮」「位(くらい)の田宮」と評され、江戸時代より全国に広まった流統です。
寛政9年(1797)妻木順次郎現實が継承して以来、一子相伝、代々妻木家に伝わり、現在の十五代宗家妻木和夫元和に継がれています。
活動は日本国内だけでなく、アメリカやカナダ等、国境を越えて広がっています。